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デコラの居場所

 

原宿でポップなファッションに身を包んだ

10代の少女らに出会う。

 

‘度を越した大量の小物アイテムと

カラフルなカワイイさ’をテーマに

おしゃれを楽しむ彼女たちは自分たちのことを

‘原宿デコラ’と呼ぶ。

 

過剰な装飾はセンセーショナルでポップな世界観。

 

そんな彼女たちの本質に触れたくて週末の原宿に

足を運んでいるうちに

家庭や学校などで生きづらさを感じている

彼女たちの内側に触れるようになる。

 

家庭や学校、社会からの疎外感を抱えながら、

週末になると原宿デコラに変身する彼女たち。

 

「原宿は一番自分らしく入れる場所、

共感できる友達にもここで出会えて気持ちが解放される」

と話してくれる。

 

‘カワイイ’とはただキュートなだけでなく、

心の中に抱える暗い闇の部分と

攻撃性をも包括されている。

 

彼女たちのファッションは

社会とラディカルに対峙していく上での

‘戦闘スタイル’としての役目も果たしていると感じた。

 

そんな原宿デコラたちのファッションに、

強いメッセージを感じシャッターを切り続ける。

 

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